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注文住宅を建てる際に考えたい災害対策

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このページでは豊川市で住宅を建てるにあたり、どのような災害対策を行っておくことが必要かといった点について解説しています。

豊川市で今後起きるかもしれない災害

豊川市における災害年表を見ると、記録に残っている主な災害の多くは風水害(暴風雨・高潮・洪水・土砂災害・竜巻)が占めていることがわかります。古くは三河地域において奈良時代に台風などによる被害があったと記録されています。昭和以降の暴風被害としては昭和28年の台風13号、昭和34年の台風15号(伊勢湾台風)が広く知られています。

昭和28年の台風13号では、県内全域でも大きな被害が発生しましたが、市内でも沿岸の石積み海岸堤防が2,805mに渡り決壊・大破。海水が御津南部小学校を超えたことによって建物全壊30戸、半壊132戸、流失16戸という大きな被害が発生しました。さらに伊勢湾台風において、豊川市では死者1名、重軽傷者19名、住宅全壊63戸、住宅半壊94戸という非常に大きな被害が出ています。また、その後平成21年の台風18号でも伊勢湾台風以来の強風が吹き荒れ、倒木等の被害が出ています。

このような記録が多く残されていることから、風水害に対する対策に力を入れることが大切であると考えられます。

※参照元:豊川市役所 災害年表 (http://www.city.toyokawa.lg.jp/kurashi/anzenanshin/bosai/
bousaisenta/saigainimanabu.files/kanmatsu.pdf)

※参照元:豊川市役所 市域における災害の歴史 (http://www.city.toyokawa.lg.jp/kurashi/anzenanshin/bosai/
bousaisenta/saigainimanabu.files/saigainimanabu3.pdf)

注文住宅でできる災害対策

注文住宅を建てる際には、災害が起こることを想定することも大切。ここでは、考えられる災害対策について紹介します。

立地を確認する

注文住宅を建てる際にまず考えたいのが、土地の地形や地盤などの立地条件です。特に水害が多い地域の場合には、河川が近くにあるかどうか、周辺よりも高い位置にあるかどうかといった点を確認しましょう。また、土地を探す際にはハザードマップを必ず確認しておくことも大切。洪水や土砂災害、津波などのリスクについて確認できます。

災害に強い構造を重視する

また、災害に強い構造を意識した構造とすることも必要になってきます。例えば敷地全体をかさ上げしたり、建物の基礎を高くしたりすることによって浸水をしにくい住まいを作る、地震に強い基礎にする・制振装置や免震装置を取り入れることで耐震性を高めるなどによって安心して暮らせる構造の家を作るといったことも意識すると良いでしょう。

間取りを工夫する

災害が起きた時を想定した間取りも検討しておきましょう。壁がバランスよく配置された間取りにすることにより、地震に強い家となる、といった点がポイントとなってきます。しっかりと構造計算された間取りであれば心配も軽減されるでしょう。

また、万が一の水害に備えて、2階にキッチンやリビングといった生活スペースを設けるのもひとつの手。3階建てであれば、1階をガレージに、2階以上を生活スペースにするといった方法も考えられます。

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