豊川市の歴史について

ここでは、豊川市の歴史や歴史的建造物について紹介します。

豊川市の歴史

豊川市は愛知県の南東部に位置し、三河湾を望み北部には本宮山麓がそびえ、静岡県とも近い立地にあるエリアです。市名は、市の中央部を流れる一級河川の「豊川」に由来しています。

豊かな自然環境に恵まれている街ですが、全国的に有名な「豊川稲荷」の街としても知られています。室町時代に創建された豊川稲荷は、織田信長をはじめとする戦国武将からの信仰もあつめた有名な神社であり、庶民の信仰の拠り所ともなりました。

参詣者の増加にともない宿屋が造られ、門前町ができあがると市内はさらに発展。現在では子育て支援や空き家バンクの活用を充実させながら、コワーキングスペースや宿泊施設が点在した「ワーケーション」に最適な街として進化しています。

豊川市にある歴史的建造物

豊川市内の歴史的建造物についてみていきましょう。

三明寺三重の塔

三明寺（さんみょうじ）は、JR豊川駅から至近距離にある豊川駅東土地区画整理事業地の中にある曹洞宗の寺院です。

702年ごろ、文武天皇が三河国・宝飯の聖泉で弁財天からの霊験を得て病気を治癒したことがきっかけで創建されたと伝えられています。

現在の三重塔は、解体修理の際に享禄4年（1531年）の建立という記録が発見されたことから、再建された建物であることがわかっています。こけら葺の高さが15ｍほどであり、二層までを和様、三層を唐様としたユニークな外観が特徴です。

黒門

黒門は、豊川市萩町にある曹洞宗の寺院・龍源寺の総門にあたる門であり、県指定文化財となっています。1200年ごろから存在していた由緒ある寺院が、一時衰退していたところを1490年に再び開創し、当時の総門として黒門が建てられたとされています。

八幡宮本殿

八幡宮本殿は豊川八幡宮とも呼ばれ、天武天皇の白鳳年中である672年〜686年ごろに、大分県の宇佐八幡宮から勧請されたとされています。

現在ある本殿は1477年ごろの建立とされ、室町時代の神社建築の特徴を残しており、明治時代に国の重要文化財に指定されました。

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参照元：重量木骨の家とは｜重量木骨の家（https://www.mokkotsu.com/about/）